おはようございます。ツバケンの榊原です。本日は、屋根の「縁切り」作業のお話です。
「縁切り」とは、主に屋根の塗装工事の際に行われる工程で、瓦やスレート屋根の隙間を確保して雨水や湿気を適切に排出するための作業。
縁切りは特にスレート屋根などの薄い屋根材で重要です。塗装工事の際、塗料が屋根材の隙間を埋めてしまうことがあるため、縁切り作業で隙間を再確保します。
縁切りが必要な理由
塗膜がくっついたままだと、雨等の排水を妨げ室内に侵入してしまいます。
毛細管現象によりスレートの重なり部分から雨水が侵入してしまいます。
※毛細血管現象とは?
水が狭い所に入ろうとする力が働き、水が吸い上げられる現象です。
1. 雨漏りのリスク増加
雨水が屋根材の下に溜まり、雨漏りや水浸しの原因になります。
2. 屋根材の劣化
水が溜まると、屋根材や防水シートにダメージが及び、早期劣化が進む可能性があります。特に寒冷地では、水が凍ることで膨張し、屋根材を破損させる恐れがあります。
3. 湿気によるカビや腐敗
水分が逃げ場を失うと、湿気がこもりやすくなり、屋根裏や構造材にカビや腐敗が発生するリスクが高まります。
4. 屋根全体の耐久性低下
水分が溜まりやすい状態が続くと、屋根全体の構造が弱くなり、台風や強風時に被害を受けやすくなります。
5. 見た目や仕上がりの不具合
縁切りが不十分だと、屋根材の浮きや反りが目立ち、見た目にも悪影響を及ぼします。
縁切りの方法
1. 専用の工具を使用
・縁切り専用のヘラやカッターを使って隙間を作る方法。
・この方法は手間がかかりますが、確実に隙間を確保できます。
2. タスペーサーの使用
・タスペーサーという専用の部材を隙間に差し込む方法。
・作業が効率的で均一な仕上がりが得られる。
注意点
• 縁切り作業は専門的な知識が必要なため、施工業者に任せるのが一般的です。
• 必要以上に大きな隙間を作ると逆に風雨の影響を受けやすくなるため、適切な作業が求められます。
縁切りを正しく行うことで、屋根の耐久性と家の安全性を高めることができます。
施工の予定がある場合は、業者に縁切りの有無や方法について確認する事をオススメします。
エンペラーペイント(株)ツバケンでは、屋根塗装工事の際、タスペーサーを使用し縁切り作業を行っております。
屋根のお困り事や心配事、
そういえば…
最近、屋根の塗装工事したけど、、縁切り作業ってしてくれたのかしら?……
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