モルタル壁をおしゃれに!ジョリパット施工のコツと手順を解説

こんにちは!


エンペラーペイントの田中です!


本日は”ジョリパッド”のお話をさせて頂きます👷🏻


ジョリパッドは、その優れた機能性とデザイン性にあります。


多くの施工者や住宅所有者がジョリパッドを選ぶ理由です✨


塗り壁仕上げ材の一つで、モルタルやコンクリートの壁に使われるデザイン性が高い仕上げ材です。ジョリパットは、その多彩な仕上げ方法と優れた耐久性、防汚性から、建物の外壁や内壁に広く使用されています。


ジョリパッドの特徴


デザイン性


手塗り(コテやローラー)で模様や質感を自由に作成でき、壁面に個性を加えることができます。 様々な仕上げ方法(ラフ仕上げ、フラット仕上げ、櫛引き仕上げなど)を選べるため、施工者の腕が活かされます。


耐久性


ジョリパッドは、ひび割れに強く、長期間にわたり美しさを保つことができます。 高い耐候性を持ち、雨風や日光による劣化に強いため、屋外での使用に最適です。


防汚性


セルフクリーニング機能(親水性)があり、雨が降ると表面の汚れを洗い流してくれる効果があります。


透湿性


湿気を通す性質を持ち、結露やカビの発生を抑えるため、室内でも使いやすいです。


豊富なカラーと仕上げ


標準色だけでも100種類以上あり、お好みに合わせて選ぶことができます。


ジョリパッドの用途


外壁:高いデザイン性と耐候性を活かして、住宅や商業施設の外壁に使用されることが多いです。


内壁:内装にも適用可能で、特にモダンで個性的な仕上がりを求める空間で使われます。


施工方法


下地処理:モルタルやコンクリートの壁をきれいにし、シーラーを塗って密着性を高めます。


ジョリパッドの塗布:コテやローラーを使って塗り、好みの質感や模様を作ります。


乾燥:施工後は24時間程度乾燥させ、完全に硬化するまで数日間待ちます。


ジョリパッドのメリットとデメリット


メリット


美しい仕上がりで、個性的なデザインが可能


優れた耐久性と長寿命


汚れに強く、メンテナンスが楽


デメリット


初期コストがやや高い


施工には熟練の技術が必要(特に仕上げにこだわる場合)


まとめ


ジョリパッドは、耐久性と美観を兼ね備えた優れた塗り壁材で、特に外壁におすすめです。個性的なデザインを作りたい方にぴったりの素材と言えます。


モルタルへのジョリパット施工方法


☑モルタルとは?


モルタル(Mortar)とは、


セメント・砂(細骨材)・水を混ぜて作る建築材料で、左官工事やタイルの下地、外壁仕上げなどに広く使用されます。


コンクリートと比べると強度は低いですが、細かい造形や仕上げに適しているため、多くの建築現場で使われています。


モルタルの主な特徴


✅ 1. 施工性が高い(自由な形状に対応)


コンクリートよりも柔らかいため、細かい仕上げやデザインがしやすい。


左官仕上げや装飾、タイル下地など多用途に使用可能。


✅ 2. 耐火性が高い


セメントを主成分とするため、火に強く、建築物の耐火性能を向上させる。


✅ 3. 強度はコンクリートより低いが補強可能


モルタル自体の強度はコンクリートよりも低いが、ラス網(メッシュ)や繊維を混ぜることでひび割れを防止できる。


✅ 4. 防水性には注意が必要


防水性は低いため、


屋外で使用する場合は防水材や塗装(ジョリパットなど)を施工するのが一般的。


モルタルとコンクリートの違い


項目


モルタル


コンクリート


材料


セメント + 砂 + 水


セメント + 砂 + 砂利 + 水


強度


比較的低い(補強が必要)


高強度


用途


左官仕上げ、タイル下地、補修材


建物の基礎、土間、構造体


仕上がり


滑らかで美しい


ゴツゴツした質感


モルタルの用途


🔹 外壁仕上げ材(ジョリパットなど)

🔹 タイル・レンガの下地

🔹 床の補修・仕上げ(モルタル仕上げ)

🔹 土間仕上げ(玄関や倉庫の床など)

🔹 防火壁・耐火被覆材


モルタルの仕上げ方法


コテ仕上げ(滑らかな表面にする)


刷毛引き仕上げ(ザラザラした滑り止め効果あり)


パターン仕上げ(ジョリパットやスタンプを使用)


モルタルは施工性が高く、さまざまな用途に使える建築材料です。外壁や床の仕上げ、補修材として幅広く活用されますが、防水対策や強度補強が必要な場合もあります。


では、モルタルへのジョリパット施工方法に戻ります!


ジョリパットをモルタルの壁に施工する際は、下地処理をしっかり行い、適切な道具と技術で仕上げることが重要です。


① 施工前の準備


必要な道具


✅ コテ(仕上げ用・塗り付け用)

✅ ローラー・吹き付け機(施工方法による)

✅ シーラー(下塗り材)

✅ マスキングテープ(養生用)

✅ ジョリパット本体


適した下地(施工可能なもの)


✅ モルタル(左官仕上げ後、乾燥させたもの)

✅ コンクリート

✅ ボード下地(カチオン系下地処理が必要)


② 下地処理(密着性を高めるための重要工程)


清掃:モルタル表面の汚れ、ホコリ、油分を取り除く


ひび割れ補修:シーリング材やモルタル補修材で補修


シーラー塗布: *アイカ工業の「ジョリパット専用シーラー」*をローラーやハケで均一に塗布 乾燥時間:2~4時間(天候による)


③ ジョリパットの塗布方法


❶ コテ塗り(一般的な施工方法)


✅ 仕上がり:職人の技術で模様を自由に作れる

✅ 施工手順


下塗りとしてジョリパットをコテで均一に塗る


乾かないうちに仕上げ用のコテで模様をつける


乾燥時間:24時間以上


主な仕上げパターン


ラフ仕上げ(ざらざら感のある仕上げ)


フラット仕上げ(滑らかな質感)


櫛引き仕上げ(櫛目模様をつける)


❷ ローラー塗り(簡単な仕上げ)


✅ 仕上がり:均一でシンプルなデザイン

✅ 施工手順


専用ローラーでジョリパットを塗布


軽く模様をつける(スポンジやスタンプなども使用可能)


❸ 吹き付け(広範囲向け)


✅ 仕上がり:ザラザラとした均一な質感

✅ 施工手順


コンプレッサーでジョリパットを吹き付け


乾燥後に表面を押さえるか、そのまま仕上げ


④ 乾燥・仕上げ


表面乾燥:24時間程度


完全乾燥:5~7日


必要ならばトップコートを塗布(耐久性アップ)


⑤ メンテナンス・塗り替え


汚れた場合は水洗いOK


劣化が目立つ場合は「ジョリパットフレッシュ(専用塗料)」で塗り替え可能


まとめ


ジョリパットをモルタルに施工する際は、下地処理(シーラー塗布)をしっかり行い、コテ・ローラー・吹き付けで仕上げることが重要です。

デザインや仕上がりの希望に合わせて、適切な塗り方を選びましょう!