塗装の下塗りが重要な理由とは?失敗しないためのポイント解説

こんにちは!


エンペラーペイントの田中です👷🏻✨


今日は下塗りの重要性についてお話します。


建物の塗装において「下塗り」は非常に重要な工程です。


しかし、下塗りの役割や重要性が見落とされがちなことも少なくありません。


今回は、下塗りの役割や重要なポイントについて解説します。


1. 下塗りの役割とは?


下塗りは、塗装工程の中で最初に行う塗装作業で、以下の役割があります。


✅ 密着性の向上

→ 下地と上塗り塗料をしっかりと密着させ、剥がれや膨れを防ぎます。


✅ 下地の補強

→ クラック(ひび割れ)や傷んだ部分の強度を高め、仕上がりの耐久性を向上させます。


✅ 吸い込み止め

→ 素材によっては塗料が吸い込まれすぎるため、それを防いで上塗りのムラを防止します。


2. 下塗りを怠るとどうなる?


下塗りを省略したり、不適切に行うと次のような問題が起こります。


❗ 塗膜の剥がれ

❗ 色ムラや光沢ムラ

❗ 耐久性の低下


これらのトラブルは、施工後すぐには気づかない場合が多く、数年後に大きな修繕費用が発生する原因になります。


3. 下塗りの種類と選び方


下塗りには主に以下の3種類があり、下地の状態に合わせて選ぶことが重要です。


🔹 シーラー:吸い込みの激しいモルタルやコンクリートに最適

🔹 フィラー:クラックや凹凸が多い外壁に使用

🔹 プライマー:金属や木部など密着性を高めたい箇所に適用


塗装の下塗り材の種類と選び方


下塗り材は、塗装の耐久性や仕上がりに大きく影響する重要な要素です。以下に、代表的な下塗り材の種類とその特徴を紹介します。


1. シーラー(Sealer)


✅ 特徴:透明または白色の液状塗料

✅ 用途:モルタル、コンクリート、石膏ボード、木材など吸い込みが激しい下地に適しています。

✅ 役割:


下地の吸い込みを抑えて、上塗り塗料のムラを防止


下地と上塗り塗料の密着性を向上


🔹 水性シーラー:臭いが少なく、室内での使用に適しています。

🔹 油性シーラー:浸透性が高く、耐久性を重視した外壁向きです。


2. フィラー(Filler)


✅ 特徴:粘度が高く、厚塗りができる塗材

✅ 用途:モルタルやコンクリートなど、凹凸が多くひび割れが目立つ下地に使用

✅ 役割:


クラック(ひび割れ)や小さな欠損の補修


下地の凹凸を埋めて平滑に整える


🔹 微弾性フィラー:柔軟性があり、外壁の動きに追従しやすいため、クラック防止に効果的です。


3. プライマー(Primer)


✅ 特徴:金属や樹脂、プラスチックなど非吸水性の素材に使用する密着剤

✅ 用途:鉄部、アルミ、ステンレス、ガルバリウム鋼板など

✅ 役割:


密着性を強化し、剥がれや浮きを防止


サビ止め機能を持つタイプもあります


🔹 エポキシ系プライマー:特にサビ止め効果が高く、鉄部に最適

🔹 ウレタン系プライマー:柔軟性が高く、動きのある素材に適しています


選び方のポイント


✅ 下地の種類に合わせる(吸水性、素材の種類、ひび割れの有無)

✅ 塗装場所に適した機能を選ぶ(防水、サビ止め、シミ止めなど)

✅ 上塗り塗料との相性を確認する(水性・油性の区別)


4. 下塗りの正しい施工ポイント


✅ 下地の汚れやホコリをしっかり除去する

✅ 気温や湿度などの環境条件に注意する

✅ 塗布量を守り、塗りムラがないよう均一に塗る

✅ 十分な乾燥時間を確保する


5. まとめ


塗装工事において下塗りは「見えないからこそ重要」な工程です。しっかりと丁寧に行うことで、仕上がりの美しさと耐久性を向上させることができます。


「手間を惜しまず、見えない部分にこそこだわる」――これが高品質な塗装の秘訣です。


もしご自宅の塗装やリフォームでお悩みの方は、専門業者に相談するのがおすすめです。


正しい知識を持ったエンペラーペイントが、長く安心できる住まいづくりをサポートします。